
眼科センターのご案内
眼科一般の幅広い領域の疾患の診察を行っております。
以下のとおり診察日が増えました。
診察日
月曜日(午前・午後)
火曜日(午前・午後〈不定期〉)
水曜日(午前・午後)
木曜日(午前)
金曜日(午前・午後)
特長
眼科センターでは、毎週木曜日午後と月1~2回の土曜日午前に手術日を設けており、主に白内障手術を日帰り(入院も可)で行っております。白内障手術の際に用いる人工眼内レンズには、主に保険診療で用いる単焦点眼内レンズを使用しております。(当院の白内障手術の待ち日数は、2~3か月程度となっております。)
また、手術の際は白内障手術のみで無く、眼瞼下垂や眼瞼内反症に対する眼瞼手術や結膜弛緩症や翼状片に対する結膜手術、網膜前膜や硝子体混濁に対する硝子体手術、加齢黄斑変性や網膜静脈閉塞症に対する硝子体注射も併せて日帰りで行っております。
眼科検査は、視能訓練士(眼科領域における専門技術者)3名(月曜・金曜は4名)が担当しております。近年、高齢化が進んだ事もあり、ご年配の方や車イスで来院される方も増えておりますが、状態を確認し、必要に応じた検査・診察をさせていただきます。
患者さんが話しかけやすい雰囲気で、安全に配慮しながら検査を行っていくよう心掛けております。質問や症状等の不安などがありましたら、気軽にお声をかけて下さい。
オルソケラトロジーとは?
近視および近視性乱視の角膜に、特殊なデザインのハードコンタクトレンズを就寝時に装用することで、角膜の形状を一定期間変形させ、日中裸眼で過ごせるようにする視力矯正治療です。

特徴
- 日中裸眼で生活ができます
- コンタクトレンズ装用中では挿せない目薬が使用できます。
- スポーツ時の眼鏡やコンタクトレンズが気になりません。
- 装用をやめれば角膜形状は元に戻ります
- レーシック(手術)と異なり形状が元に戻るので安心です。
- 毎日~数日に一度(個人差がございます)装用をしなくてはいけません。
- 慣れるまで多少お時間が必要です
- 形状が安定するまでに1週間から1ヶ月お時間が掛かります。
- 就寝時に装用するため、異物感は感じにくいがハードコンタクトレンズを着けて就寝することに慣れていただく必要がございます。

オルソケラトロジーの仕組み

レンズ装着前
近視の場合、光が網膜より手前で焦点を結ぶため像がぼやけて見えます。

つける
特殊なカーブを持つレンズが角膜前面の形状を矯正し、光は焦点を網膜上に結びます。

はずす
レンズをはずしても一定時間角膜形状が維持されるため、昼間は裸眼視力が改善します。

レンズの内面は複数のカーブで構成されています。夜寝ている間に装用することで角膜自体が矯正されるため、朝起きてナイトレンズを外しても矯正効果が一定期間持続します。
オルソケラトロジーに向く方は?
「裸眼の生活」にこだわりを持つ方におすすめです。
- 軽度、中程度の近視の方
- 手術に抵抗のある方
- 目薬を頻繁にさす方
- メガネ・コンタクトレンズが合わない方
- 激しいスポーツをする方
- しっかりと睡眠のとれる方
- 定期検査に通える方
- 近視の進行を抑制したい方
オルソケラトロジー治療の流れ
1)初回検査
- オルソケラトロジー治療が適応可能かを判断する検査になります。
- コンタクトレンズを装用されている方はご相談ください。

2)お試し装用
- 1週間装用体験することができます。(貸し出しには保証金が必要です)
- 装用開始翌日に定期検査を行いますのでご来院ください。

3)治療開始
- トライアルレンズを返却いただき、新しいレンズをお渡しします。
- 治療を開始する場合は必ず同意書にサインしていただく必要があります。

4)定期検査
- 治療開始から以下の日程で来院が必要になります。
2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、9ヶ月後、1年後(以降3ヶ月毎) - 定期検査は治療後の安全性・有効性の確認に大変重要になります。
お守りできない場合は途中で治療を中止させていただく場合がございます。 - 眼の状態により定期検査以外にも来院が必要になることがございます。
ご注意点
- オルソケラトロジー治療は自由診療ですので、保険適用外、全額自己負担となります。
- オルソケラトロジー治療は、眼鏡やコンタクトレンズのように視力矯正ではなく治療です。従って医療控除申請が可能です(領収書が必要になります)。
- 小児の患者さまは本人同意の上医師の判断で治療を行います。
治療費用
お試し装用
- 診察代 5,000円
- レンズ保証金 30,000円
- ※治療を開始されない場合、管理費を差し引いた25,000円を返金致します。ただし、レンズを破損・紛失された場合、返金はできません。
- ※治療開始の場合、本治療費に充てられます。
初年度
- 両眼 150,000円(税込)
- 片眼 75,000円(税込)
- ※レンズ代+1年間の診察代+レンズケース、スポイト含む
2年目以降
- 定期検査代 5,000円/回(年間20,000円)
- ※レンズの交換・紛失・破損等により再注文する場合は1枚35,000円(税込)かかります。
- ※別途ケア用品代がかかります。
ICLとは?
角膜を削らない、安全性の高い視力矯正
ICL(Implantable Contact Lens)とは、眼内コンタクトレンズ治療の名称です。眼内に薄いレンズを挿入することで視力を矯正する治療法で、角膜を削らない安全性と、レンズを取り出せば元に戻せることが大きな特長です。
現在普及している屈折矯正手術としてはレーシックが一般的ですが、レーシックは、レーザーで角膜を削るため、強度の近視や乱視、角膜が薄い方、円錐角膜の方などには適応されません。角膜の強度を保つために治療できる度数にも限界があります。ICLは、こうしたレーシックに不向きな方にも対応できるうえ、見え方の質が良く、安全性の高い治療法として、世界的に注目されています。
ICL手術に適した方
- レーシックが不安な方
- 強度の
近視・遠視・乱視の方 - 角膜の薄い方
- 20〜40歳の方
(目の状態によっては
それ以上の方も可)
ICLメリット
メリット1 : 目にやさしい
- 眼内に挿入するレンズは、ソフトコンタクトレンズのように柔らかく、透明でUVカット効果もある安全性の高い素材です。
メリット2: お手入れ不要
- 眼内レンズは曇ったり汚れたりすることがないため、コンタクトレンズのように日々のお手入れが不要です。
メリット3 : 取り出し可能
- 万が一、問題が生じたり何らかの理由でICLが合わない場合でも、レンズを取り出して元の状態に戻すことができます。
メリット4 : ドライアイになりにくい
- ICLは角膜への影響が小さいため、ドライアイの原因になりにくいと言われています。
メリット5 : グレアが起こりにくい
- 夜間や暗いところで光を見たとき、グレア(光が長く伸びてまぶしく見える現象)が起こりにくい特長があります。
メリット6 : 手術時間が短く、回復も早い
- ICL手術は、約3mmの非常に小さな切開で行うため痛みが少なく、所要時間も片眼で10分程度です。
- 入院の必要もなく、術後数日で日常生活を快適な視力で過ごせるようになります。
★デメリットとしては、老眼を自覚し易くなる。ハロー(暗い場所で光を見ると周りに薄いリングが見える)現象が起きる。
ICLの手術から検査まで
初診(適応検査)
- 電話予約
- コンタクトレンズ装用中止(ソフトレンズ:10日間前後・ハードレンズ:3週間以上)

術前検査①
- サイプレジン点眼後視力検査・ICLサイズ決定検査など
注意事項
- 瞳孔を開いて検査するため、お車での来院は控えてください。
- 検査後2日間程度、瞳孔が開いていてまぶしく感じます。
- 手元が見づらくなります。

術前検査②
- 視力検査・視野検査など当院ではより最適な度数を調べるため術前検査は2回行っています。

レンズの取り寄せ
- 約1~2ヶ月程度

手術へ
ICL手術の流れ
手術の所要時間は、片眼で10分程度です。入院の必要はありません。
洗眼・点眼麻酔
- 目薬にて麻酔を行います。多少しみることがありますが、痛みはありません。

角膜切開
- 強膜と角膜の境目を約3mm切開します。

レンズ位置を調整
- レンズ位置を調整し、虹彩と水晶体の間で固定します。

点眼して終了
- 点眼で瞳孔を縮めて終了です。
- 切開した角膜は自然に治癒しますので縫合は必要ありません。
※術後検査として、翌日、翌々日、1週間後、2週間後、1ヶ月後...と検査を受けていただきます。(場合によっては散瞳検査を行います。)
費用について
ICL術前検査代
- 2回分 30,000円(税込)
ICLレンズ挿入
手術代金+術直前〜術後3か月までの 診察・検査・投薬費込
片眼 | 両眼 | |
---|---|---|
乱視なし | 350,000円(税込) | 650,000円(税込) |
乱視あり | 400,000円(税込) | 700,000円(税込) |
スタッフ
市川 慶 眼科部長
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経歴平成20年 愛知医科大学 医学部 卒業 学位・資格日本眼科学会専門医 所属学会日本眼科学会 専門分野白内障、屈折矯正 患者さんへメッセージ「視る」という機能は日常生活を送る上でとても重要な機能です。当院では視機能向上を患者さまに提供できるよう、日々精進を続けております。見づらさなどを感じたら、お気軽にご相談ください。 |
後藤 修 眼科部長
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経歴昭和53年 金沢大学医学部 卒業 学位・資格日本眼科学会専門医 所属学会日本眼科学会 専門分野網膜、硝子体 患者さんへメッセージよろしくお願いいたします。 |
古川 友大 眼科医長
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経歴平成27年 藤田保健衛生大学 医学部 卒業 学位・資格日本眼科学会専門医 所属学会日本眼科学会 専門分野眼科一般 患者さんへメッセージ患者さま第一に考え診療に取り組みたいと思います。 |